相模原市の銘菓といえば「酒まんじゅう」。相模原では昔から、地元の小麦粉と酒種を使った生地で作った酒まんじゅうは、お盆やお祭りの時期には欠かせない郷土料理だったそうです。
その酒まんじゅうがおいしいことで有名な和菓子屋さんが、淵野辺の駅近くにありまして、私も時々季節の和菓子と共に購入しています。
今回は私の大好きな街の和菓子屋さん「宝来堂 伊藤製菓舗(以下、宝来堂)」へ、酒まんじゅうを買いに行ってきました!

創業70年を超える、昭和から続く和菓子屋さん
淵野辺駅北口から徒歩約3分。白鳥座通りを進んだ先に、宝来堂はあります。創業から70年を超えるお店には、賞を取ったり献上されたりした数々の銘菓の名前が並んでいました。

私の義母は子供のときから淵野辺に住んでおり、昭和の頃は淵野辺駅前のあたりにはたくさんの商店が立ち並んでいたと聞いたことがあります。週末になると人であふれるほどにぎわっていたそうですよ。
その頃から宝来堂は街のおいしい和菓子屋さんとして、地元のみなさんに愛されていたお店だったそうです。
常時20種類以上の和菓子がお出迎え
さっそくお店に入ってみると、ショーケースにはたくさんのお菓子が並んでいました。


常時20種類以上のお菓子が並んでいるそうで、季節によって種類が変わるのだとか。私が訪れた6月下旬には、水ようかんなど夏の和菓子も並んでいました。
また、パック詰めされたおいしそうなお赤飯やいなりずし、お団子なども店内に並んでいました。どれも手に取りやすい価格でびっくり!物価高騰の中、スーパーでもなかなかこの価格では買えません。

感動的なおいしさ!一番人気の酒まんじゅう
「一番人気は何ですか?」と伺ったところ、「やっぱり酒まんじゅうだね」と答えてくれたのは二代目の伊藤滋直さん。

酒まんじゅうは毎日150個以上も売れるのだとか!
朝4時から作っていて、あんこもお店で炊いていると教えてくれました。こちらのお店以外に近隣のイオン系列のお店でも販売しているそうで、配達もあるため朝から毎日忙しいのだそうです。
それにしてもこの安さ。酒まんじゅう、1個129円(税込)!店内のお菓子はどれも良心的な価格なのですが、手のひらサイズの大きな酒まんじゅうが129円とは、本当にびっくりしました。

お店に訪れたとき、タイミングよくできたての酒まんじゅうが並んだので、さっそく店先の縁台でひとついただくことに。
手で持てないほどアツアツの酒まんじゅうは、生地がふかふかで甘い酒粕の香りが立ち上がっていました。一口かぶりつくと、ふわふわふかふかの生地はほんのり甘く、トロリとしたあんこもアツアツ!はふはふしながらいただきましたが、感動するおいしさでした!あんこは甘さ控えめの粒あん。
これ、ひとりで何個も食べたくなるやつです。
季節を感じる和菓子に感動!
店先でいただいた酒まんじゅうとは別に、お土産用にもいくつか購入してきました。

酒まんじゅうのほか、はやぶさ饅頭、若あゆ、上用まんじゅうをチョイス。

酒まんじゅうを割ってみると、ふかふか生地の中に粒あんがぎっしり詰まっているのがわかります。
しっかりとした粒多めの粒あんといった感じのあんこで、粒あん好きにはたまらない食感。出来立てはアツアツとろりとしていましたが、冷めたあんは粒が際立ち、こちらも違ったおいしさでした。生地は冷めてもふかふかでした。

JAXAのある淵野辺では、小惑星探査機「はやぶさ」にちなんだグルメやスイーツを出しているお店があります。そのなかでも宝来堂では相模原産の卵を使った、カカオ風味の「はやぶさ饅頭」を作っています。
ちょっと洋風なお饅頭なのですが、中のあんが一風変わったあんになっているんです。焼き印にもはやぶさが押されていますが、中も銀河を旅するはやぶさを思わせる仕掛けが!どんな仕掛けかは、はやぶさ饅頭を食べた人だけがわかるので、ぜひ買いに行ってみてください!

こちらは夏の和菓子、若あゆと、鮎の焼き印が押された上用まんじゅう。
夏の風物詩でもある鮎。6月1日は、相模川の鮎も解禁されましたね。
鮎の形の若あゆは、ほんのり甘いカステラ生地の中に柔らかい求肥がパンパンに入っていて、「なんて元気な鮎!」と思わず言ってしまうほどのボリューム。
上用まんじゅうにも鮎の焼き印が押され、夏を感じるおまんじゅうになっていました。この鮎は、相模川を泳いでいるのでしょうか。お土産にもぴったりのおまんじゅうだと感じました。
春は桜餅、子どもの日には柏餅、夏は水ようかん、お盆やお彼岸にはおはぎと、和菓子は季節に寄り添い、おいしさを届けてくれるのがうれしいですよね。宝来堂もこの若あゆのように季節の和菓子がたくさんあるので、日々の移り変わりを楽しみに通いたくなりました。

ほかにもお昼ご飯にと、山菜の炊き込みご飯といなりずしも購入しました。
山菜の炊き込みご飯は、山菜がたくさん入ったお醤油ベースの味付けご飯。もち米のしっとり感がとてもおいしかったです。
いなりずしは甘すぎず、しみしみの油揚げに包まれた酢飯がギュッと入っており、なかなかのボリューム感。さっぱりめのいなりずしなので、何個でも食べられそうでした。
私がお店を訪れたのは、平日の午前中。ひっきりなしにお客さんが来ていました。「酒まんじゅう10個」と大量買いする人も。街の和菓子屋さんとして、ご進物やお土産用だけでなく、おやつやお茶請け、お昼ごはんと、地域の人々に愛され続けているのが伝わってきました。
ぜひ一度、感動的な酒まんじゅうと季節の和菓子を楽しみに行ってみてください♪
宝来堂 伊藤製菓舗
住所:神奈川県相模原市中央区淵野辺3-7-4
アクセス:JR横浜線「淵野辺駅」から徒歩約3分
営業時間:9:00-18:00
定休日:月曜日
TEL:042-752-2179
駐車場:なし





















