国道129号を厚木方面から橋本方面に向かい、大通りから一本中に入るとかわいらしいピンク色の外観の団地が並ぶ下九沢団地が見えてきます。その団地郡の近くにある「甘味処 ささ」を紹介します。
騒々しい工業地帯の反対側ということもあり、静かな住宅街と団地が広がり、そこにどこか懐かしいただずまいの『甘味処 ささ』があります。
こちらのお店は、店主と奥様の家族経営で、今年で13年目になる地元でも愛される甘味処ということで、私が伺ったお昼の時間帯も近所の方が多く来られておりました。
目を引く夏限定商品の「冷やしたい焼き」ののぼりと、氷の旗が夏を感じさせます。
店舗の横にはイートインスペースも完備、購入した商品をそのままいただくことができます。
メニューは季節によってかわる
メニューはたい焼きにどら焼き、わらび餅やあんみつなど、和菓子屋の定番が並ぶほか、見た目にも涼しい水ようかんやレモン杏仁豆腐も置いてありました。
また、季節によってメニューが変わるそうです。秋冬には、芋や栗を使った商品が並ぶとのことで、季節感を取り入れた商品で、見た目にも味覚的にも変化が楽しめます。
夏ということで今の季節の売りは、「冷やしたい焼き」と「かき氷」が人気とのことです。
なお、通常のたい焼きは夏は取り扱いがないそうなのでご注意ください。
今回私は夏限定商品の「冷やしたい焼き」と「わらび餅」を購入しました。
「冷やしたい焼き」は小豆とカスタードの2種類、今回は小豆を購入しました。
通常のたい焼きと違い、生地がもちもちしており通常のたい焼きと上手く差別化されていました。餡も甘さ控えめで、とてもおいしかったです。
わらび餅もほどよい大きさの餅がゴロゴロ入っており、食感はとても柔らかく、余計な雑味が感じられず、水を噛んでいる様な後味でこちらもおいしくいただきました。
今回注文できなかったかき氷ですが、定番のいちご、ブルーハワイ、抹茶が並び、その他にスペシャルメニューが11種類程あります。またお好みでトッピングの追加ができ、自分好みの味を探すのも楽しいと思います。
また、その他にも気になる商品が多数ありました。
使われている素材にもこだわっており、餡はご店主自ら豆から仕込んでいるものを使っているとのこと。今回いただいた冷やしたい焼きとわらび餅からもそのこだわりを感じることが出来ました。
これからの季節の芋、栗にも期待が出来そうで楽しみです。
地元の憩いの場として
店舗の周りが団地ということもあり、お客様は高齢の方が多いとのこと。
時にはご店主自らお客様宅までお届けに伺うこともあるそうです。
ご店主もとても気さくな方で、突然の取材でも快く引き受けてくれました。
(お忙しいところ、ありがとうございました。)
予約注文も受け付けており、私が取材したしたときも、ちょうど注文のどら焼きを作っている最中でした。
近所には小学校もあり、地元の子どもたちにも人気で、小学生のお小遣いでも買いやすいように値段を設定していると仰っておりました。
また、近所には他にも幼稚園や病院もあり、そこの利用者さんも多く立ち寄り、まさに地元の憩いの場として愛されているのが容易に想像できました。
また地元の人だけではなく、遠方からのお客様も多く、ネットを見て東京や神奈川から来られる方もいるそうで、私が取材した日の前日には、なんと千葉から来られたお客様がいたとのことで、その豊富なメニューとご店主の人柄、人気の高さが伺えます。
季節によって限定メニューが楽しめ、イートインスペースも完備。
近くにコインパーキングも多数あり、車でも入りやすくなっておりますので、129号沿いを通った際はぜひ立ち寄ってみてください。
甘味処 ささ
住所:神奈川県相模原市中央区下九沢963-2
アクセス:JR相模線「南橋本駅」東口から徒歩約15分
電話: 042-703-4151
営業時間: 10:00~19:00
定休日: 毎週水曜日、第一・第三木曜日