キッチンカーの出展スペースを備えたシェアキッチンスペースとして、2024年2月にオープンしたフチノベース。

シェアキッチンには日替わりで多様な飲食店が出店していて、ランチまたはカフェを楽しむことができます。
私も時々利用していますが、おしゃれなお店が多く、訪れるたびにおいしいだけではない、楽しい気持ちさせてくれるスペースだと感じています。
実はこのフチノベース、会計事務所が運営をしているんです。
私自身がフチノベースの近隣に在住していることもあり、前を通るたびに「なんで会計事務所がシェアキッチン?」とずっと気になっていました。そこで今回は、フチノベースを運営する榎本会計事務所の代表・榎本充さんに、フチノベースについてお話を伺ってきました。
会計事務所とシェアキッチンが、なぜ融合?

道路に面したガラス張りの店舗はシェアキッチンのスペースですが、その裏側には会計事務所のオフィス部分があります。
1階部分の半分がオフィス、もう半分がシェアキッチンになっているんですね。
それにしても、なぜ会計事務所に併設してシェアキッチンがあるのでしょうか?
榎本さんに伺ったところ……。
「会計事務所の仕事は制約もありますが、リモートでできる分もあるのです。しかしやはりチームで仕事をすると、よりよい仕事ができると思うんです。なのでここに事務所を建てるときに、楽しくオフィスで仕事できる場所が欲しいと思い、友人の建築家に相談しました。いろいろなアイデアが出た中の一つが、シェアキッチンだったんです。」
と教えてくださいました。
榎本さん自身、スタッフのみなさんにお料理をふるまわれることもあるそう。大きなキッチンがついた事務所が欲しいというのが、シェアキッチンを併設するきっかけだったそうです。

シェアキッチンスペースはカフェ、定食、スイーツなどなど、曜日替わりで飲食店が、主に昼間の時間帯にオープンしています。一週間毎日違うお店が出店しており、ランチタイムにはたくさんのお客さんでにぎわっています。
私が訪れた月曜日はたまたま出店されているお店がないお休みの日で残念でしたが、代わりに誰もいない店内に入らせてもらいました。
フチノベースの公式ホームページやInstagramでその月の出店者を確認することができるので、チェックしてみてください。

キッチン部分は広く、業務用のガスコンロやオーブンなどが並び、本格的な飲食店のキッチンになっていました。2026年の1月には出店者さんがもっと使いやすいよう、キッチン部分の大幅改装もおこなったそうです。

座席数は16席ほど。日差しの差し込む気持ちのいい飲食スペースになっています。
平日は日替わりのシェアキッチンですが、土日にはワークショップや書道教室がおこなわれるなど、さまざまな使い方がされているようです。
シェアスペースとしても使い方無限大!

店舗からオフィスへと続くドアを抜け、2階部分へ上がると広いシェアスペースが広がります。
ここは、平日は会計事務所の打ち合わせやワークスペースと使われている場所。土日祝日の「お仕事がお休みの日」には、シェアスペースとして貸し出されているそうです。
こちらもワークショップや習い事の教室、作品展、撮影会など幅広く利用されており、なんとサロンコンサートもおこなわれているとか。グランドピアノが設置されており、座席数40名ほどのクラシックコンサートが開催されているそうです。
建物の三角屋根を活かした高い天井が気持ちのいい空間に、オシャレなテーブルや椅子がたくさん!パーティ利用もできるそうなので、パーティスペースを探している人にもおすすめです。
建物の外にはキッチンカースペースがあり、ここにも日替わりでキッチンカーの出店があります。私自身も時折訪れていますが、幼稚園帰りの親子や学生さんが訪れている姿をよく目にしています。
また、定期的に「三角屋根マルクト」というマルシェや、12月にはクリスマスマーケットも開催しています。淵野辺にあるお店やシェアキッチンに出店されている飲食店、ハンドメイド作家さんなど、楽しくておいしいお店がたくさん集まるマルシェなんですよ。私も毎回訪れています。
会計事務所だからこその利点がたくさんある

榎本さんは、フチノベースを会計事務所が運営することに、大きな利点があるとおっしゃっていました。
その利点とは「出店者さんたちのお金周りの相談に、気軽に乗ってあげられること」。
出店者さんの多くは個人事業主なので、税金や確定申告など「税理士にお願いするのは敷居が高い」と思っている方たちにアドバイスができるそうです。出店者さんにとっても、わかりにくいお金周りの話を気軽にできるのは、出店する際の大きな利点になりそうと感じました。
人が集まり、交流する。新しい淵野辺のベース基地

フチノベースでは出店者さん同士の交流会も盛んにおこなわれています。お店とお店、人と人がつながる場所になってきたと、榎本さんは実感しているのだそうです。
榎本さんは、こうもおっしゃっていました。
「淵野辺は人口も増え、今新しい風が吹いてきているのだと思います。フチノベースで知り合った方々は、他業種同士で別の場所でコラボをしたり、さまざまな楽しいことを始めています。この場所がお店や人のハブステーションになってきたのかもしれません。フチノベースに出店した方、お客さま、そして何より淵野辺地域のみなさまが、ここをベース基地のように使っていただければと思っています」。
今回は三角屋根が特徴的なシェアキッチン・フチノベースの取り組みについて調べてみました。シェアキッチンというちょっと変わった店舗ですが、たくさんの人が行き交うワクワクする場所なのだと感じました。
明日はどんなお店が出店しているのか、毎日が楽しみになるフチノベースに、ぜひ立ち寄ってみてください♪
フチノベース
住所:神奈川県相模原市中央区淵野辺4-18-11
アクセス:JR横浜線「淵野辺駅」から徒歩約4分
営業時間:出店者による
TEL:042-866-9426
駐車場:なし
※営業日・時間・出店店舗については、公式HPまたはInstagram等でご確認の上訪問をお願いします。



















