岡本太郎のパブリックアートを発見!「相模原西門商店街」

相模原駅から約10分歩いた場所に、ノスタルジックな雰囲気が魅力の商店街があります。
桜の季節は満開の桜並木で有名な場所です。そんな商店街の道路沿いに、岡本太郎の作品があるんです!今回は、桜の季節に訪れた、相模原西門商店街をご紹介します。

相模原駅から歩いて散策!

相模原駅の改札を出たらペデストリアンデッキのある南口に進み、矢部駅方面に向かって歩きます。
10分ほど進むと、「相模原西門商店街」があります。横浜線の線路から国道16号にかけて、約450メートルの商店街です。
車で国道16号を通って訪れるときは、相模原警察署の交差点を横浜線方面に向かいます。

「グリーンプラザさがみはら」と呼ばれるメイン通りと、「西門」と書かれたアーケード街が商店街です。

メイン通りは整備されていて、自転車も歩行者もゆったりと散策ができる広さです。
桜の季節は、広場でお花見をしながらランチをしているグループも見かけました。

岡本太郎のパブリックアート

岡本太郎の作品は、メイン通りの中間の位置にあります。
左右に並んでいるので、車で通っても見ることができますが、じっくり鑑賞したいときは徒歩がおすすめです。

「呼ぶ 赤い手、青い手」は1982年に西門商店街に設置された作品です。
「宇宙をつかみ、客を呼ぶ」という意味が込められているそうです。

岡本太郎といえば、大阪の「太陽の塔」が有名ですね。それ以外にも、日本各地に個性的なパブリックアート作品を残しています。パブリックアートとは、道路や公園など公共の場所に設置された、誰でも鑑賞できる芸術作品のことをいいます。

相模原市民でも、「赤い手、青い手」がどこにあるか知らない人も多いと聞きましたが、美術ファンにとっては憧れのスポット。美術館にレプリカが展示されていたり、ガチャガチャの作品になっていたりと、「赤い手、青い手」を見るために、ここ西門商店街を訪れる人もいるのではないでしょうか。

近くに寄って見上げると、大きな作品です。裏には「TARO」の彫刻も。

圧巻の桜並木と桜まつり

ここのエリアは、「かながわの花の名所100選」に選ばれていて、市役所さくら通りから西門商店街の通りまで続く約1.6キロメートルに、約300本のソメイヨシノが植えられているそうです。
この時期は、桜を見に来た地元の人で、通りも大変にぎわっています。

毎年4月の第1土日に、市役所のさくら通りを主会場として、「相模原市民桜まつり」がおこなわれています。たくさんの出店や催し物、市民パレードやダンスなどがあり、大きなイベントです。

4年に1回、統一地方選挙がおこなわれる年は、4月の桜まつりはおこなわず、5月に「若葉まつり」として、同じようなイベントが開催されます。まさに今年ですね!

相模原市役所は、西門商店街から16号を挟んで続いている通りなので、散策ついでに足を延ばしてみてはいかがでしょうか。

今年の若葉まつりの開催は以下の日時でした。

  • 令和5年5月13日(土) 午後1時~午後5時
  • 令和5年5月14日(日) 午前10時~午後5時


レトロな商店街の魅力

西門商店街は、昔ながらの青果店、文房具店、スポーツ用品店、インテリアショップ、飲食店などさまざまなジャンルのお店があります。

私はよく、アーケード街にある青果店で買い物をします。スーパーで買うよりも野菜や果物が安く手に入るのでおすすめです。

商店街全体を通して、残念ながらシャッターが閉まっていたり、既に閉店をしてしまっているお店もありましたが、レトロで懐かしい雰囲気を感じながら散策ができることは間違いないです。
お店の方も気さくにお話をしてくださる方が多い印象なので、スーパーや大型店にはない魅力を感じました。

アーケード街とメイン通りを結ぶ「グリーンバザール」の中も商店があります。
現在は、お休みや閉店をしているお店もありました。

また、通りを歩いていると、かわいらしいシャッターアートも見ることができます。

相模原西門商店街にはどんなお店があるのか、今回、インターネットだけでは調べられない情報もありました。閉店してしまったお店や、新しいお店の情報は、実際に訪れてみて改めて発見があります。
ノスタルジックな雰囲気がお好きな方、アートお巡りがお好きな方には特におすすめです!

相模原西門商店街
住所:神奈川県相模原市中央区相模原6丁目24-6
アクセス:JR横浜線「相模原」駅 南口から徒歩10分
営業時間:店舗ごとに異なる

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。