冷房の効いた部屋にこもりきりで、運動不足だから外出したいけれど、まだまだ暑い外を歩くのもいやだなあ…。
近所にすずしいおさんぽスポットがないか探していたところ、はしもとフリーマガジン「めぐり報」で橋本のおすすめ避暑地ランキングを発見しました。
そのランキングで1位に選ばれていたのが「香福寺」。香福寺はお庭もきれいだそうで、わくわくしながら行ってきました。
橋本駅徒歩10分。しずかな住宅街のなかにある香福寺
JR・京王線橋本駅から徒歩10分。
おちついた住宅街の中を歩いていると、立派な石柱が見えてきました。
香福寺は室町時代に建てられた臨済宗のお寺で、ご本山は鎌倉の建長寺です。
参道を通ってなかに入ると、正面に立派なご本殿が建っています。
右手に写っている大木は、なんと樹齢400年以上といわれているそうです!江戸時代のころからずっと橋本の町を見守ってくれているんですね。
ご本殿の前まで歩いたところで入り口を振りかえってみると、参道に覆いかぶさる木がトンネルのようになっていたことに気がつきました。
まるで、トンネルを通って別世界に迷い込んできたみたいです。
境内には木がたくさん生えていて、清涼感たっぷりで気持ちがいいです。
お寺の外よりも体感温度がぐっと下がったように感じました。
ふと風に乗って線香のにおいがしたので、煙がどこから来ているのか探してみると…。
すぐそばに置いてある植木鉢から煙が立ちのぼっているのを発見!風景に溶け込んでいて、しばらくの間気がつきませんでした。
線香も、置き方を工夫するとこんなにオシャレになるんだなあと感心してしまいました。
きれいと評判のお庭がこちら。鯉のエサやり体験もできます。
ご本殿から向かって右側にある、きれいと評判のお庭がこちらです。
本当にとってもきれい!
お庭の中心には大きな池があり、池を囲むようにバランスよく木が植えられています。
大きな池には橋がかかっていたほか、飛び石を越えて対岸へ渡れるようにもなっていました。
木陰にはベンチが設置してあるので、座ってのんびりとお庭を眺められます。
池には色とりどりの鯉が泳いでいました。
池のほとりにはスプリンクラーがついていて、池に向かって絶えずシャワーが降りそそいでいます。
シャワーの水しぶきがきれいだなと思って、ぼんやりとながめていると…。
スプリンクラーの近くを風が吹いた瞬間、池にきれいな虹がかかったんです!
カラフルな鯉と虹の共演って、なかなかお目にかかれないですよね?興奮して、思わず声が出そうになりました(笑)。
寺務所の前では、鯉のエサが売られています。
エサはペレット状のものが1袋60円で、お麩が1袋100円です。
今回はペレット状のエサを選びましたが、お麩も気になるので次に来たときはお麩をあげてみようと思います。
池に戻ると、エサの気配を察知した鯉が寄ってきました。
エサをあげると、ばしゃばしゃ音をたてながら群がって食べ始めました。
鯉が口をぱくぱくさせるたびに豚の鳴き声のような音がするのがおもしろくて、笑ってしまいました。
金魚ほどの小さな鯉は、まだ子どもでしょうか?大人の勢いに飲まれないよう、エサをあげている間すみっこで身を寄せあっていました。
小さい鯉にもエサをあげたかったのですが、なかなか難しかったです。
池の周りに植えられている木には、モミジも混ざっていました。
紅葉したら、美しい赤色に染まりそう。秋の楽しみがまたひとつ増えました。
香福寺はドラマの撮影地にも!出演者のサインが飾られています
お庭を満喫してそろそろ帰ろうかなというとき、寺務所の入り口に飾られていた色紙に目がとまりました。
今年の3月に、NHKドラマ「正直不動産」の撮影に使われたときのサインだそうです。
とてもきれいなお寺なので、撮影に使われるのも納得です。
橋本のおすすめ避暑地ランキング1位にも選ばれた香福寺。近くを訪れた際は、ぜひ行ってみてくださいね。
香福寺
住所:神奈川県相模原市緑区橋本5-39-17
アクセス:JR横浜線・相模線、京王相模原線「橋本駅」から徒歩10分