スッキリスープが美味!小田急相模原駅の地鶏らーめん「麺処宥乃」

小田急線「小田急相模原」駅の北口を出てすぐにある、全長約1㎞の長い商店街「サウザンロード相模台商店街」。1㎞=1,000m(thousand)からその名が付けられた商店街です。

そのサウザンロードを歩いて約15分ほどのところに店を構えるのが「麺処 宥乃(めんどころ ゆうの)」さん。駅から少し離れていますが、らーめん好きなら一度は訪れてみて損のないお店ですので、ご紹介します。

地鶏ラーメンの「麺処 宥乃」

黄色の暖簾が映える店構えです。

らーめんといえば、「豚骨」や「煮干し」などはよく耳にしますが、宥乃のメインは地鶏らーめん。使用しているのは「秋田比内地鶏」と「山形さくらんぼ鶏」です。

「そもそも地鶏って?」と思ったので調べてみました。

「特定の地域に古くから生息している種類の血が半分以上の鶏」のことを地鶏と呼ぶそうです。日本では、明治時代までに日本に導入され定着した38種類をさします。(※一般社団法人日本食鳥協会より)
秋田比内地鶏は、薩摩地鶏や名古屋のコーチンと並ぶ「日本三大地鶏」の1つだそうです。

では「山形さくらんぼ鶏」はというと、聞いたことがない人が多いかもしれません。かくいう私も初めて聞きました。

調べてみると…なんと「さくらんぼの果汁を餌に育てられた地鶏」なんだとか!山形のさくらんぼは有名ですからね、それだけでおいしそうに感じるから不思議なものです。もしかすると、ほんのり果実の甘みがするのかも…と期待は高まる。
お店のご主人が山形出身とのことで、山形さくらんぼ鶏が使われています。

店内には、山形弁が書かれた暖簾が。知らない語句が多く、なかなか面白いですね。

黒醤油と白醤油の2種類が楽しめます

お昼の営業時間は15時までで、私が入店したのは14時過ぎ。昼時から少し時間をずらしたのですが、私たち以外に4人のお客さんがいました。ピークを過ぎてもお客さんが居るのは、おいしいらーめん屋さんの証です。

さっそくお目当ての地鶏らーめんを注文していきましょう!

メニューを見ると醤油がベースのようです。しかも「黒」と「白」の2種類あります。
黒醤油は、見た目はオーソドックスな醤油ラーメンといった印象です。対する白醤油は、塩らーめんのような見た目。
どんな味わいなのかなと頭をめぐらせるだけで喉が鳴ります。妻と2人で訪れたこともあり、せっかくだからと黒醤油と白醤油を注文しました!

待っている間にキョロキョロと店内を見回すと、壁にこんな張り紙がありました。

SNSのキャンペーンです。宥乃さんのX(旧Twitter)アカウントをフォローして、「#麺処宥乃」でポストすると、トッピングがサービスされるそうです。トッピング無料はありがたい。
宥乃さんのアカウントでは期間限定らーめんがお知らせされるので要チェックです!

スッキリなんだけどしっかりとしたコクが食欲をそそる黒醤油

そうこうしている間に来ました、地鶏らーめん!

バランスの良い盛り付けで思わず見入ってしまいます。

まずは黒醤油から。のっているのは、青菜、メンマ、白ネギと3種類のチャーシューです。食欲をそそるうつくしさですよね。ああ、早く麺をズズッと啜りたい!

麺の太さは中細くらいですかね。箸で持ち上げると、麺にスープがよく絡んで醤油のいい香りがします。
麺を食べると、黒醤油と地鶏のすっきりした味わいが口いっぱいに広がり、「うん、うまい!」と自然と口からこぼれていました。

まろやかな醤油味が上品さを醸し箸がとまらない白醤油

続いて、妻の前には白醤油が着麺!

チャーシューの断面の赤さが白いスープによく映えます。

のっているものは黒醤油と同じです。こちらも負けず劣らずおいしそう。

しゃべるのももったいないとばかりに、麺を口に運ぶ妻。その様子を見ていた私も、思わず食べたくなってしまったほどです(笑)。

黒醤油に比べて、こちらはまろやかな味わい。なんとも上品な味わいというか、50歳を超えるとこういった味わいに弱いんですよね。個人的には、白醤油のほうが好きです。

そして3種類のチャーシューですよね。
写真だと見えないんですが、炙ったチャーシューも入っています。どのチャーシューも黒醤油にも白醤油にも合うんです。しっかりとお肉の味がしながら、麺にもスープにもぴったり。
全体の調和を崩さずに、肉感をしっかりと主張してくる見事なチャーシューです。

妻絶賛!3種類のチャーシューがのった「宥乃丼」

チャーシューと白飯は最強タッグ!あれだけおいしいチャーシューですから、白飯に合わないはずがない!当然、ご飯ものも注文。

卵もいいんですが、チャーシューの上にのったネギがまた抜群にうまい。「このネギだけでご飯が進む」と妻が言っていました。
鬼に金棒、チャーシューに白飯。いや、最高ですよね、チャーシューと白飯のコンビは。

いや、おいしくいただきました。ごちそうさまでした。

すべて完食です!

仕事終わりの夜呑みにもピッタリならーめん屋

メニューをめくると「おつまみ」もありました。お酒も呑めるようです。
ご主人が帰りがけのお客さんとも気さくにお話される様子から、夜にお酒を呑みながらご主人とおしゃべりしても、きっと楽しいひと時を過ごせるのではないかと思いました。
仕事で疲れた小田急線ユーザーにもおすすめです。

カウンター席だけでなくテーブル席と子ども用のイスもあるので、ご家族でもラーメンを楽しめます。
「麺処宥乃」。ぜひ寄ってみてください。

麺処宥乃(めんどころ ゆうの)
住所:神奈川県相模原市南区相模台1-12-1
アクセス:小田急線「小田急相模原駅」北口から徒歩約15分
営業時間:昼 11:00-15:00
夜 18:00-21:00 ※夜営業は月、水、金
※夜営業曜日変更の可能性あり
定休日:木曜日
駐車場:あり(3台)

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。