JR淵野辺駅から歩いて15分ほどのところにある「和が家カフェ」は、日替わりランチが自慢の創作料理のカフェレストランです。
就労継続支援B型事業所として2023年にオープンし、カフェだけではなく着物をリメイクして作る和雑貨のアトリエを併設しています。今では、利用者さんだけではなく、地域の方とも広く交流ができるようなイベントも開催するなど、活動の幅が広がっています。
今回はランチを目当てにお邪魔しましたが、店内に広がっていた温かい「居場所」の魅力もあわせてご紹介します。

和モダンな空間にひときわ鮮やかな和雑貨のコラボレーション

お店に入るとすぐに和モダンな空間が広がっています。パッと目に留まったのは鮮やかな色彩の和雑貨たち。黒が基調のキリっとした空間に、温かみがあってかつ鮮やかな和雑貨はとても相性が良いですね。



カフェレストランとして通常営業をするほかには、利用者さんのお誕生日会やマルシェ、地域の方との交流会などさまざまなコミュニティイベントの会場に様変わりします。誰でも参加できるイベントもあるそうなので、一見の価値あり!です。
店内にはピアノが置かれていて、プロを招いたコンサートや発表会の会場としても利用されているのだそう。ここならリラックスして演奏できそう、と感覚的に思いました。それほどくつろぎ感にあふれた空間なのでした。

カフェスペースの奥は、和雑貨製作のアトリエへと続いています。着なくなった着物などがこのアトリエに寄せられ再生されて、新たに和雑貨として生まれ変わるのです。店内で販売している和雑貨はみんな、利用者さんによって生み出された手作り品です。
日替わりランチセットは創作料理「豆乳と鶏肉の冷やし坦々フォー」

今回オーダーしたのは、ドリンク付きの日替わりランチです。この日は豆乳と鶏肉の冷やし坦々フォーをいただきました。ランチメニューはなんと3か月ごとに変わるそうです。この日も新しいメニューの試食がおこなわれていました。

しっとりと蒸し上がった鶏肉はとっても肉厚で柔らか。かなりボリューミーでしたがペロッと食べてしまいました。とっても優しい味です。
小皿にはパクチーとラー油が添えられていました。最初から辛さやパクチーの量が決まっているのではなく、あとから好みで味変ができるのはうれしいポイントですね。細やかな配慮をありがとうございます。

サブメニューは、トマトのマリネ、バジルポテト、キノコのソテーの3品。透明な器に上品に盛り付けられていましたね。料理を運んでくれたお店の方が、料理名を一つ一つ丁寧に説明してくれましたよ。
マリネは軽い酸味とフルーティな甘みがあまりにおいしくて、一気に食べてしまいました。お店の方にうかがったところ、バルサミコ酢で和えていると快く教えてくれました。トマトに細かく刻まれて入っているのは、ピーマンと紫玉ねぎですね。バルサミコ酢を買って、自宅でも真似して作ってみようと思います。
星形の器でにっこり、食後のゆったりコーヒータイム

食後にはセットのコーヒーをいただきました。おしゃれな和食器とかわいらしい星形のお皿、ここまで存在感のある「星」は初めてです。和とゴールドって最高に相性がいいですね。料理の満足度には器も大事、お店のセンスとアイデアにニコニコしっぱなしでした。
コーヒーカップは重厚感があり、その重みを感じながらゆっくりと味わわせていただきました。とてもゆったりとした良い時間を過ごすことができました。
利用者さんの手仕事で生み出される、世界でひとつしかない和雑貨たち

「よかったらアトリエもご覧になりませんか?」
うれしいことにそんなお声かけをいただき、お言葉に甘えてアトリエを見学させていただきました。
アトリエは、プロの和裁士さんによる直接指導のもと、利用者さんが日々作品を製作する場所です。着物をほどく、裁断する、縫製する、と工程ごとにテーブルが置かれており、各人の得意分野に合わせて製作がおこなわれています。

私が見学した日は草履を仕立てている最中でした。
できた作品は、カフェでの取り扱いにとどまらず、ブティックでの委託販売や自らマルシェを主催し販売するなど、多種多様です。和雑貨は海外の方々にも喜ばれ愛用していただいているそうです。

衣類や草履、バッグやアクセサリーなど。着なくなった日本の着物などをリメイクし、現代の暮らしに合ったものに生まれ変わらせる技術とアイデアが「和が家アトリエ」にあります。
思い出の詰まった一着って、着なくてもなかなか処分できないものです。
それが、世界でたったひとつの別のものに生まれ変わり誰かに喜んでもらえるなら、こんなステキなことはないのではないでしょうか。
地域との交流で笑顔が広がるひだまりのような場所

私が訪れた日は、流しそうめんイベント準備の真最中でもありました。本格的な流しそうめんをやったことがある人ってどれほどいるんでしょう。ギコギコと楽しそうに竹を切っている様子が印象的でした。
「利用者さんからエネルギーをもらっている。できることはまだたくさんある」
とカフェ事業部統括の方が話してくれました。働く、創る、集う、さまざまな体験を提供できる場があることの大切さを改めて知った気がします。「和が家」はこれからも一層飛躍していくんだろうな、楽しみだなと感じました。

和の空間でいただくおいしいランチと心温まるものづくり空間。和が家カフェは、訪れる人にも働く人にも、やさしいひだまりのような「居場所」でした。
ランチは3か月に一度変わる「そのときだけ」のレアメニューです。いつ行ってもきっと新しい味に出会えます。私もまた和が家カフェのランチを食べに行きたいです。
和が家カフェ
住所:神奈川県相模原市中央区千代田4-12-6 1F
アクセス:JR横浜線「淵野辺駅」から徒歩約15分
神奈川中央交通「淵野辺駅南口」または「上溝」→「栄公園前」バス停から徒歩約5分
神奈川中央交通「相模大野駅北口」または「相模原駅南口」→「相生」バス停からすぐ
TEL:050-1809-2988
営業時間:11:00-17:00(ランチ11:00-14:00/カフェ14:00-17:00)
定休日:月曜日・土曜日・日曜日・祝日
駐車場:なし




















