相模原にいながら京都の雰囲気を味わえる!相武台下「常福寺」

私は、京都の寺院が醸し出す落ち着いた雰囲気や厳かな佇まいが大好きなのですが、なかなか頻繁には行けませんよね。

近くにあの雰囲気を感じられる場所があったらな〜と想像しながら、お出かけスポットを探していたところ、雰囲気がとってもいいお寺があることを発見。さっそくリサーチしてきました!

お寺へは電車でも車でも◎

お寺がある場所は駅から徒歩約10分程度ですが、お寺の目の前には専用の駐車場もあるので、車で向かうのもおすすめです。駐車場は比較的広く止めやすいなと感じましたが、それまでの道はかなり細いので、向かう際は注意が必要です。

本堂には、石畳の階段を登って向かいます。
入り口には、案内板が立ててあり、お寺で開催されるイベントの情報が掲載されていました。

というのも、ここ常福寺では、多数のイベントが定期的に開催されているんです。
なかでも、春と秋の年2回開催される講演会とライブは特に好評を得ているんだとか。お寺でライブを開催しているなんて、なんとも珍しいですよね。

昼の部は講演会で無料で参加でき、夜の部はライブ形式でジャズや民族音楽が演奏されます。
ライブは1992年から始まり、開始当初は住職さん自ら演奏していたそうです。2001年からは、住職さんだけでなく特別ゲストを招いてライブを開催するようになったんだとか。毎回ライブ前に座禅を組み、集中した気持ちでライブ鑑賞ができるそうです。

他にも、毎週土曜朝6時よりお経の会が開かれており、無料で参加できます。朝から清々しい気持ちで1日を始められる、と好評だそうですよ。

階段の前には大木が何本も植えてあります!写真に収めようと思ってもなかなか難しいほど。

上まで写すとその迫力が伝わるでしょうか?天まで届くかのように、枝が力強く伸びていました。

さっそくお寺に入っていきます

階段を上がって向かいます。この石畳からも、京都を感じられますよね。この日は天気も良く、どこを撮っても写真によく映えます。

入り口の門は茅葺屋根になっていて、趣があります。

茅葺屋根の門の横には、赤ずきんを被った六地蔵がお出迎えしてくれますよ。

四季折々で美しい姿を見れる庭園もgood

門をくぐった先にある庭園も、手入れが行き届いていてとてもきれいです。春には桜、秋には紅葉が楽しめるうえ、夏には苔の色がさらに濃くなり、きれいな緑色が楽しめるんだそうですよ。

銅像も鎮座しています。

庭園を超えると、もうひとつ門があり、さらに奥へと入っていきます。こちらの門も趣を感じられますよね。

本堂もきれいに手入れが行き届いています

さっそく本堂へ。
四季折々を感じられる木々がたくさんあって、なんともいい雰囲気です。

常福寺は、建長寺の末寺で今から約700年前に建てられた歴史あるお寺なんだそうです。
境内には400年を超える樹木もあるんだとか。

江戸時代、寺子屋としても使われていた歴史があるそうで、現在でも写経教室や茶道が定期的に開催されています。

香炉台も雰囲気がありとてもステキです。台の上には、小さなお地蔵さんがたくさんいるんですよ。

まるで京都にいるかのような雰囲気になる竹林もステキです。

一見の価値あり!歴史を感じられるアート「枯山水」

本堂の前には、きれいに整備された枯山水が楽しめます。
枯山水は、水がない場所で砂や石、樹木などを使って水の流れを表現する庭園。まさに、現代まで代々受け継がれてきたアートです。

京都など有名な寺院では見たことがありましたが、地域にひっそりと佇むお寺でこんなにきれいな枯山水を見たのは初めてだったので、ひとりでテンションがあがってしまいました。

歩道を挟んだ先にも枯山水が伸びています。住職さんが毎日整えられていると思うと、その凄みがより感じられます。

どの角度から撮っても絵になります!

きれいなお寺は、ずっと居ても飽きませんね。心がスーッと落ち着いて、日頃のモヤモヤが少し晴れたような気がしました。

みなさんも、心を落ち着かせたいなと感じるときは、ぜひ一度訪れてみてくださいね。

常福寺
住所:神奈川県相模原市南区新戸2516
アクセス:JR相模線「相武台下」駅から徒歩約10分
電話:046-251-5530

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。