友達との会話でよく話題に出てくる「遊びに行くなら海派?山派?」なんて質問。
みなさんは海と山のどちら派でしょうか。
わたしは海でも山でもなく、川派です!
ゆったりとした水の流れを見ながら、川辺でのんびり過ごしたり。
生き物探しや水遊びをしてアクティブに過ごしたり。
気分に合わせていろいろな楽しみ方ができる川が好きなんです。
今回は、川のなかでもわたしが一番お世話になっている境川をご紹介します。
相模原市内に住む子どもたちにとっては、学びや遊びに大活躍の川なんですよ!
神奈川県と東京都をわける境川。最後は相模湾と注ぎます
橋本駅を出てゆるやかな坂をくだること徒歩10分ほど。
水の音が聞こえてきたら、境川が見えてきます。
境川のはじまりは相模原市の西部にある城山湖。
城山湖から流れでた境川は神奈川県と東京都の県境をたどり、最後は相模湾へと注いでいます。
江ノ島にあそびに行くと、大きな文字で境川と書かれた橋がかかっているのが見られますよ。
子どものころはじめて江ノ島に行ったときは、境川は相模原からこんなに遠いところまで流れているのだなあ!と驚いたのを今でも覚えています。
少し成長して小学校高学年になると、自分が境川を下って江ノ島まで冒険している姿を想像してはニコニコしていました。
相模原から川の流れに乗って、江ノ島まで行けたらたのしそうじゃないですか?
今はもう体が大きく成長してしまったので、流れにのって江ノ島まで行くのは難しそうですね(笑)。
校外学習にも遊びにも!子どもが楽しめる場になっています
境川のすぐ隣には相模原市立の小学校が建っています。
実はわたし、こちらの小学校の出身なんです!
わたしが小学校に通っていたころは、授業の一環としてよく境川のゴミ拾いをしていました。
今でもその授業は続いているのでしょうか?
この答えはわかりませんが、いつも川がきれいに保たれているのを見ながら授業が続いていたらうれしいなあと思っています。
今回訪れたときもゴミが全然落ちていませんでした。
授業でゴミ拾いをする以外に、境川へは遊びにもよく行っていました。
誰が一番きれいな姿勢を保ったまま階段を降りられるか友達と対決をしたり。
浮島にジャンプで飛び移るだけでも何時間も楽しめました。
取材時は浮島とのあいだに丸太がかかっていたので、最近の子どもたちは木を渡って遊んでいるのでしょうか。
今回はひさしぶりに童心に帰って遊んでみました。
一歩進むたびに丸太がグラグラ揺れるので、思いのほかスリルがありました。
遊びながら、境川にいる生き物の観察もよくしていました。
なかでも一番思い出がある生き物がカエル。
春は卵の観察をしに、毎日のように通っていました。
黒い粒々からおたまじゃくしが生まれて、そのうち足がニョキッと生えて…。
カエルの成長過程を間近で観察することで、教科書を読むよりもはるかに勉強になりました。
夏になるとカエルがよく道路に飛び出して来ていたので、みんなで川に戻してあげたのもよく覚えています。
わたしはカエルに触れないので(笑)、木の枝や石を駆使してカエルを川まで誘導していました。
見頃はもうすぐ!桜舞う境川はとってもきれいなんです
境川の土手のとなりには小さな公園があります。
境川沿いには桜の木が植えられているので、この公園は川と桜を同時に眺められる穴場のお花見スポットなんですよ。
近所の和菓子屋さんでお団子を買ってきてお花見をするのがわたしのオススメです。
取材当時(2023年3月上旬)は、上の方がわずかに緑色に染まっているつぼみがちらほら見られました。
桜が開花するまでには、まだもう少しかかりそうですね。
咲くのが待ち遠しいです。
満開の時期にお花見を楽しむのもよし。
桜の花が散り始めると、境川の川面がピンク色のカーペットを敷いたようになってきれいなんですよ。
個人的に、まさにこれからがベストシーズンと言える境川。
橋本駅周辺を訪れた際は、ぜひ境川まで足を伸ばしてみてくださいね。
境川
住所:神奈川県相模原市緑区
アクセス:JR横浜線・相模線、京王相模原線「橋本駅」から徒歩10分