相模原唯一のヴィーガン専門レストラン「里 玄米」

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今回紹介するのは、相模原で唯一のヴィーガン専門レストラン「里 玄米」。
肉や魚を使わない、すべて植物性の食材を使った体と地球にやさしい料理が味わえます。

相模原ではヴィーガンの料理が食べられる飲食店がほとんどなく、動物性のものを食べない方にはとっても貴重なお店です。

田名バスターミナルから徒歩約5分

田名バスターミナルから徒歩5分のところにあり、駐車場もあるので車でも来やすいです。
入り口は通りに面していないので少し分かりづらいかもしれません。
木の看板を目印に探してみてください。

お店の庭には梅干しが干してありました。
毎年梅干しをお店で作っているとのこと。

看板猫むーち君のお出迎え

店内には木製のテーブルと椅子が並んでいました。全部で12席あります。

お店オリジナルの箸袋や手持ち花火やお椀、ヘンプシードナッツなどが売られています。

なんとかわいい猫ちゃんが!看板猫のむーち君です。人懐っこく、なでなでさせてくれました。

パリオリンピックで金メダルをとった吉沢恋さんも、オリンピックの少し前に来店されたようです。
ヴィーガンの雑誌や自然農法に関する本なども読むことができます。

珍しいドリンク

コースメニューに追加して、ドリンクも頼むことができます。
松の実ジュースは松の葉を絞ったジュースだそうです。
そのほかにも、マコモ菌を使ったドリンクなど珍しいドリンクが!

コースは2つ:「和み御膳」と「縁御膳」

コースは和み御膳と縁御膳の2コースがあります。
和み御膳は2500円で自然農野菜のおいしさを味わうお試しコース。
縁御膳は3500円で自家製発酵食材をたくさん味わえるコースで、お好きなドリンクを選べます。

今回私たちは和み御膳を選びました。

まず、お水と箸とお品書きが運ばれてきました。メニューは季節によって変わるようです。
全部で18種類の料理が用意されているようです。

どれもおいしかったのですが、今回は厳選して9つおすすめの料理を紹介します。

おすすめの一つ目は自家製おからと椎茸醤油煮。
一見一般的なおから煮に見えますが、食べたらびっくり。
おからの中によくインド料理に使われるクミンシードが入っています。
和素材とスパイスであたらしい感覚の一品です。

おすすめの2つ目は、酵素玄米。
ポリフェノールが豊富な小豆やアントシアニンを含む黒米も入ってます。
もちもちしていて、やさしいお米の甘みも感じられます。
さらに、うれしいことに、おかわりができるんです!
私もおかわりしちゃいました。

おすすめの3つ目はルッコラとツルムラサキのヘンプシード和え。
ツルムラサキがぬるぬるしているので、ヘンプシードとよく絡まり、そこにルコッラのほろ苦さも感じられ、野菜そのものの味を楽しめます。

この上にのっているのが生オクラ。
運ばれてきたときに思わず「わぁおっきい!」って声が出てしまいました。
大きいから、みずっぽかったり、硬かったりするのかなと思いましたが、シャキシャキとしており、ジンジャー生醤油と一緒に食べるとキリっとした味わいでした。

おすすめの4つ目は、トマト汁。
緑の葉っぱはセージです。
トマトと玉ねぎも入っており、野菜の甘さがしっかりと出ています。
セージのスーッとした爽快感が暑い日にピッタリです。

トマト好きの私はいろいろなトマト料理を食べてきましたが、これが人生で一番おいしいトマト料理です!

おすすめの5つ目は、魁(さきがけ)ピーマンの梅味噌玄米粉葛添え。
ピーマンが生で、苦くないかなと心配でしたが、肉厚でみずみずしくてシャキシャキしていて、苦いどころかほんのり甘味も感じられました。

ピーマンそのままでこんなにおいしいとは、驚かされます。
梅味噌玄米粉葛は甘味の中にほんのり梅の酸味があり、玄米と葛粉でぷりぷりした食感です。

おすすめの6つ目は、ニンニクの山椒煮。
丸々一粒のニンニクに山椒の実が添えられています。
ニンニクを丸々一つ食べたら臭くなっちゃうんじゃないかと思いましたが、山椒と一緒になっているため、ニンニク臭さが抑えられています。
山椒の香りもよく、夏バテ防止にはもってこいの料理です。

おすすめの7つ目は、自家製豆腐のもろこしソース和え。
これはお品書きをもらった時から、一番気になっていた一品。

出てきて驚き!想像していた豆腐とは違いました。
固まっているプルプルしている一般的な豆腐ではなく、ペースト状の豆腐でみょうがが和えられていました。

豆腐にかかっているソースはトウモロコシソース。
トウモロコシなので黄色いソースかなと予想していましたが、こちらも予想外にほんのり黒味を帯びた色でした。

くろもちトウモロコシという黒色にトウモロコシを使用しているそうです。
この料理はペルーのチャチャモラーダという料理から発想を得て、和食にあわせてみて出来上がったとのこと。

とうもろこしの優しい甘みとみょうがの爽やかさが合わさった、ここでしか食べられない一品です。

おすすめの8つ目はじゃがオーブン。
ちいさくコロコロとかわいい一口サイズです。
上にかかっているピンク色のパウダーは黒塩。
黒塩は卵のような味がするインドの塩で、目をつぶって食べると卵を食べているような錯覚におちいる不思議なお塩です。

おすすめの9つ目は、デザート。
発酵あんこ玄米粉ほろほろ焼です。
ブルーベリーソースがかけられています。

玄米粉で作られているのでほろほろ感があり、発酵あんこでやさしい甘みも感じられます。カカオもふりかけられていて、カカオの香りとブルーベリーの酸味がとても合います。

お品書きには書いてありませんでしたが、梅酵素ジュース入り豆乳も出てきました。ほろほろ焼きを食べながら飲むのにちょうどよい一品です。

どの料理も食材の味が生かされており、お皿もこだわって選んでいるようでした。

癒しの香りでおもてなし

テーブルの上に置かれていてずっと気になっていたこの陶器の入れ物。
お店の方が料理を持って来たのかなと思ったら、香り袋でした。
陶器はこの香り袋を置くためのものだったんですね。
天然樟脳の香りで、虫よけにもなります。
ふわっといい香りがして、癒されます。

こだわり:自然農法・手作り調味料・植物性

「里 玄米」は50年前に「ろばたやき里」としてオープンし、体調を壊したことをきっかけに食を見直し、7年前に「里 玄米」としてオーガニックと植物性の料理を提供するお食事処になったそうです。

自然農法の野菜を使用し、食材の本来のうまみを生かした調理方法で、調味料も醤油以外はすべて手作りという徹底ぶり。
愛川町の信頼できる農家さんから野菜を仕入れているそうで、雑誌を見せて紹介してくれました。

どの野菜も新鮮で、スーパーではなかなか買えないような珍しいものも多く、ここに来てよかった思います。
この料理を毎日食べていれば、ほんとうに健康になれそうです。

お客様への思いやり

ミキサーをかけるときに、「うるさくなります」と一言声をかけてくれたり、男性のお客様には味を少し濃いめにしていたりと、お客さまを意識して、一人ひとりにあった味付けをしてくれています。
料理も一つ一つ説明をしてくれました。

最後にお会計を済ませると、予約した幹事さんにはプレゼントということで、オリジナルの箸袋をいただきました。
色は2種類あって選ぶことができます。

12時から16時まで、ゆっくりと体に優しい食事をいただき、お腹もいっぱいになり、心も満たされました。
健康的な料理を食べたい方、ゆっくりとした時間を過ごしたい方におすすめのレストランです。
完全予約制なので、予約を忘れずに !

里 玄米
住所:神奈川県相模原市中央区田名5246‐7
交通:JR相模線「上溝駅」からバス「田名バスターミナル」行き バス停「四ツ谷[相模原市]」下車徒歩約5分
連絡先: 0427-61-0919
営業時間:12:00~15:00
定休日:不定休 予約制
駐車場の有無:有

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。