忙しい日常から離れて、静かに自分と向き合いたいなと思うときはありませんか?
そんなときに心をリフレッシュさせてくれる、ステキな美術館が上溝にあります。
今回ご紹介する「光と緑の美術館」は、心が落ち着く空間で忙しい日常を忘れさせてくれる場所です。
都会の喧騒から離れて、ゆったりとした時間を過ごせるその魅力をたっぷりお伝えします。
ぜひ最後までご覧ください!
横山公園を抜けたらあと少し
JR相模線「上溝駅」から徒歩約8分。
美術館へは上溝駅を出て、横山公園通りに沿って進んでいきます。
通りは歩道が広く、横山公園の心地よい景色を眺めながら、ゆったりと散策を楽しめますね!

さがみはらグリーンプールを過ぎたら、美術館まであと少しです。
住宅街の中にどんな美術館があるかワクワクしてきました!
緑に囲まれたレトロな入口
住宅街を進むと、緑豊かな木々に囲まれた古風な建物が見えてきました。
ここが、今回ご紹介する光と緑の美術館です。

赤レンガ造りの外観は、周囲の緑と相まってレトロな雰囲気を醸し出しています。
さっそく中に入ってみましょう!
館内の雰囲気
いよいよ美術館の入り口です。
レンガ造りの壁には、2体のユニークな彫刻が飾られています。
躍動感あふれるポーズは、まるで来館者を歓迎してくれているかのようですね!
展示への期待が高まる、遊び心あふれた演出です。

中に入ると、温かみのあるレンガ造りの内観でした。
受付には、シンプルな空間にアートに関するチラシやイベント情報が並んでおり、興味を惹かれます。

さあ、順路に沿って展示室を覗いてみましょう!
ガラスの彫刻が展示室へと誘う
順路に沿って、展示室に移動していきます。
最初に見えるのは、入り口に置かれたガラス製の彫刻です。

見る角度や光の加減によって見え方が変わるので、いつまでも見飽きることがありません。
自然の中に置いておくと、風や雨など環境によって音が変化し、いろいろな楽しみ方があるそうです。
これから始まるアート鑑賞へ期待をさらに高めてくれる、ステキな演出ですね!
個性豊かな作品が並ぶ展示室へ!
わくわくしながら展示室に足を踏み入れると、。広々とした空間に、さまざまな作品が間隔を空けて展示されていました。
柔らかな照明が作品一つひとつを優しく照らしています。

最初は、20世紀イタリアを代表する美術家マリーノ・マリーニの作品です。
人と馬をモチーフにした絵画や彫刻は、彼の代名詞とも言えるもの。
作品から感じられる深いテーマについて思いを巡らせながら、じっくりと鑑賞するのもこの美術館ならではの楽しみ方です。
色鮮やかな版画と躍動感ある彫刻たち

マリーニの作品を鑑賞し終えると、今度はシェイクスピアの作品にインスピレーションを得た、色彩豊かな版画たちです。
緑や赤など、大胆で独特な配色は見る人の心を惹きつけます。この色使いは、日本の学生たちが色彩の勉強のために参考にしているほどだそうです。
展示室の中央には、躍動感あふれる猫の彫刻が置かれています。今にも動き出しそうなその姿は、静かな空間で存在感がありました。

展示室をさらに進むと、次に見えてくるのがイタリアの彫刻家ファッツィーニの作品です。
全身を使って何かを叫んでいるかのような、力強い彫刻。彼の作品は、時代や社会に対する叫びを表現していると言われています。

広々とした展示室で、数多くの作品を鑑賞できました。
それぞれの作品に込められた作家の意図を考えながら、じっくりと向き合う時間はとても貴重でした。
創造力が育つ、子ども向けアトリエ

展示室の外には、子どもたちが自由に創作活動を楽しめるアトリエが併設されています。
中をのぞくとダンボールで作られたユニークなガチャガチャや、粘土で作られた個性豊かな昆虫など、子どもたちの想像力あふれる作品が所狭しと並んでいます。
ここには、夏休みの自由研究や宿題をやるために訪れる子どもたちもいるそうです。
また、春頃には子どもたちの作品を展示するイベントも開催されるとのこと。
子どもたちがアートに触れ、自由に表現する場があることで、感性が豊かに育っていくのを感じました。
芸術と自然が響く場所!光と緑の美術館

今回は、上溝にある光と緑の美術館を紹介しました。
木々の緑や陽の光のような存在でありたいといったコンセプトの通り、館内は穏やかな雰囲気に満ちています。
開館から31年目を迎えるこの美術館は、地元の人に愛されていることを強く実感しました。
忙しい日常から離れて、心静かにアートと向き合いたいときに、ご家族やご友人と一緒にぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか!
光と緑の美術館
住所:神奈川県相模原市中央区横山3-6-18
アクセス:JR相模線「上溝駅」から徒歩約8分
TEL:042-757-7151
開館時間:10:00-18:00
定休日:月曜日、年末年始、展示替期間
駐車場:8台